妊活をしていると気になるのが「卵子の質」や「卵子の老化」です。この卵子の老化は「加齢」が原因となって起こることが分かっており、特に30代後半になると、急激に進むことが分かっています。
「あの若い頃に戻れたらな」と思っても戻せないのが「年齢」です。
しかし、生活習慣を改善することで、卵子の老化を防いだり、卵子の中のミトコンドリアを増やしたり、活性化したりすることもできます。
一昔前ではできなかった、卵子の老化対策が今ではできるようになってきたのです。
このページでは、卵子が老化する原因、老化を抑えるための生活習慣の改善方法、若返らせる効果が期待できるミトコンドリアサプリメントについて紹介していきます。
卵子が老化するとどうなるの?

「卵子は老化する」と言われていますが、果たして本当に老化するのでしょうか?
これについては、NHKのクローズアップ現代「卵子凍結 知られざる実態」において、下記の写真が公表されました。
左側の卵子は健康な卵子、右側の卵子が老化した卵子です。
そして、このような卵子の老化は、「不妊」「流産」「着床できない」など、妊活に様々な影響を及ぼします。
つまり、卵子が老化するのは事実だということです。
しかし、それでは希望も何もありません。そこでまず私が妊娠するために調べたのが、「卵子の老化の原因」でした。
「まずはできる限り原因をなくし、できる限り老化させたくない」という想いが強かったからです。
そして、もちろん卵子の老化は加齢によって進んでしまうものですが、その進み具合を遅らせたり、一度酸化した卵子も若返らせることができることが分かってきました。
まずは、そんな「卵子が老化する原因」を4つ紹介していきます。
加齢以外にも卵子の老化の原因があった
まず、卵子の老化の原因の1つは「加齢」です。しかし、年齢は誰でも老いていくものですし、「年をとりたくない!」と思っても年はとってしまうもの。
そこでここでは、「私たちが対策出来る」卵子の老化の原因を紹介していきます。
- 過剰な「活性酸素(酸化ストレス)」が卵子を老化させる
- ミトコンドリアの質の低下も原因になる
- ためしてガッテン!でも紹介!「運動不足」も老化の原因に
- お腹いっぱいまで食べるのも原因になる
過剰な「活性酸素(酸化ストレス)」が卵子を老化させる

まず、卵子の老化と切っても切れない関係にあるのが、「活性酸素(酸化ストレス)」です。
この活性酸素は、私たちの体内に侵入してきた細菌から体を守ってくれており、免疫機能として必要な物でもあるのですが、毒性が強いものでもあります。
毒性が強いため、過剰な活性酸素は、細胞を酸化させます。つまり、卵子を含めた体全体の「老化」をはやめてしまうのです。
「それはみんな同じでしょ?」と思うかもしれません。しかし、肌年齢が若い人もいれば、年齢より老けている人もいるように、卵子の老化のしやすさも人によって違います。
特に活性酸素は、「過度な食事」「紫外線」「ストレス」「加工食品」「タバコやお酒」などによって増えやすいことが分かっています。
これらの活性酸素を生み出す原因を改善していくとともに、活性酸素を除去する役割のある「抗酸化作用」のある食べ物を摂取していくことが大切です。
ミトコンドリアの質の低下も原因になる

活性酸素によって卵子の細胞はダメージを受けますが、それとともに、影響があるのが、卵子内の「ミトコンドリア」です。
このミトコンドリアは卵子の中に5万~40万個があると言われています。
特に卵子(精子も)は動いたり、分裂するために「エネルギー」が必要ですが、そのエネルギーを生成してくれるのがミトコンドリアです。だからこそ、卵子や精子の中のミトコンドリア量は他の組織に比べて多くなっています。
そして活性酸素が増えると、卵子のミトコンドリア量が減ったり、活動量が低下します。すると、卵子はエネルギー不足になり、分裂したり着床したりしにくくなっていきます。
こんな「ミトコンドリアの質の低下」も、卵子の老化の原因の1つだと言われています。
参考文献「みずうち産婦人科-卵子の老化の原因は酸化ストレス」
ためしてガッテン!でも紹介!「運動不足」も老化の原因に

「ミトコンドリアの質の低下」においては、NHK「ためしてガッテン」で、運動をすることでミトコンドリアが増えるという放送がありました。
この運動方法については後述しますが、これは「運動不足がミトコンドリアを減らしやすくする」ということでもあります。
もし運動不足を感じられているのであれば、後半で紹介する「インターバル歩行」を生活に取り入れてみましょう。
お腹いっぱいまで食べるのも原因になる

同じく「ミトコンドリア」についてですが、お腹いっぱいになると、「ミトコンドリアがエネルギーを生成しなくていいんだ」と勘違いしてしまい、ミトコンドリアの量や質が悪化する原因となる可能性があるようです。
こちらもこの後の段落で紹介しますが、摂取カロリーを普段より20~30%減らすようにしてみましょう。そうすると、ミトコンドリアが増えるとともに、活性化されます。
どうすれば卵子の老化を防ぎ、改善できるのか?

ここまでは卵子が老化してしまう原因を紹介してきました。
そして、加齢以外で卵子が老化する原因には、大きく分けて「活性酸素」と「ミトコンドリア」が関係していることを紹介してきました。
しかし、具体的にはどんな改善をすると良いのでしょうか?どんな生活習慣が卵子の質を上げるのでしょうか?
ここからは、医学的に見ても、この卵子の老化に効果があると言われていることを紹介していきます。
- 活性酸素を増やさない・取り除く2つの改善
- ためしてガッテンで放送!「インターバル速足」
- カロリー制限と摂取したい栄養素
活性酸素を増やさない・取り除く2つの改善
過剰な活性酸素は卵子を老化を加速させます。ですので、まずは、体内に発生した過剰な「活性酸素」に対しての対策をしていきましょう。
活性酸素対策は、「増やさない方法」と「取り除く方法」の2つの方法があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
活性酸素を増やさないためにできること

活性酸素を増やさないためには、「増えること」を減らし、生活改善していくことが大切です。ここでは、「何が活性酸素を増やすのか」を紹介しますので、当てはまる生活習慣があれば、まずはそこから改善していきましょう。
- ストレス
ストレスを感じると、それに対抗するために「副腎皮質ホルモン」が分泌されます。その過程で活性酸素が必ず発生します。 - タバコ、飲酒
活性酸素は「免疫機能」のはたらきをしていることも紹介してきましたが、タバコは体にとって有害のため、免疫機能を高めるために、活性酸素が多く発生しやすくなります。
お酒やアルコールは、適切量であれば活性酸素を減らすと分かっていますが、アルコール分解で活性酸素は発生してしまいますので、できれば制限をした方が良いです。 - サプリメント、健康食品の過剰摂取
妊活のためにサプリメントを取り入れたり、マルチビタミンなどで栄養を補ったりすると思いますが、3つも4つも同時に飲んでいる方もいます。
このようなサプリメントなどには「食品添加物」が入っています。そのため、活性酸素が発生しやすくなるため、3つ、4つとサプリメントを飲んでいる人は、この機会に1~2個に減らしてみましょう。 - 紫外線
紫外線を浴びると活性酸素は発生しやすくなります。外に出る際には、日焼け止めを使ったり、日傘を使ったりして、紫外線対策をして出かけましょう。 - 激しすぎる運動
適度な運動はミトコンドリアを増やし、活性化させ、ストレスの発散にもなるため活性酸素も減らします。しかし、激しすぎる運動は酸素を多く使う=活性酸素が発生しやすくなるため、オススメできません。
活性酸素を取り除くためにできること

ここまでは「増やさない」ための改善でしたが、活性酸素は発生してしまうものです。そこで強い味方になってくれるのが「抗酸化作用」のある食品です。
- ビタミンA・C・E
抗酸化作用のあるビタミンとして有名なのが、ビタミンA・C・Eで、これらはビタミンACE(エース)と呼ばれることがあります。
特に果物や野菜に豊富ですので、野菜中心の食生活を意識していきましょう。 - ポリフェノール・カロテノイド
ポリフェノールは水溶性の植物に多い色素成分、カロテノイドは動植物に含まれる脂溶性の色素成分ですが、どちらにも共通して「抗酸化作用」があります。
トマトに含まれる「リコピン」、赤色の魚に多い「アスタキサンチン」、玉ねぎに多い「ケルセチン」など様々な種類があります。 - ミトコンドリアサプリ
ミトコンドリアサプリを使うことで、上記で紹介したビタミン類や抗酸化成分を効率的に摂取することができます。上手に活用していきましょう。
特に私自身が本当にお世話になったのが、ミトコンドリアサプリの「ミトコプラス」です。
こちらを摂取し始めた2回目の採卵では、成長割合が20%と言われる中、5個中4個が受精し育ってくれました。また、受精卵もAグレードと診断され、より良く育ってくれましたので、ミトコプラスは個人的にオススメできます。
また、NHKや新聞などで報道されたミトコンドリアサプリには「ウムリン」があります。
毎日5人に1人がウムリンで生まれているほど、不妊治療や体外受精をしている方に愛されている実績あるサプリですので、「ウムリン」もオススメです。
ためしてガッテンで放送!「インターバル速足」

活性酸素対策をすると同時にやりたいのが、ミトコンドリアの質や数を高める方法です。これはNHK「ためしてガッテン」で、「インターバル速足」というものが紹介されました。
これは、
- きつめの早歩きで3分
- 普通に歩くスピードで3分
の2つを繰り返す「ウォーキング」になります。このように、「きつい」と「普通」を繰り返すことがミトコンドリアの質と数を向上させるのに効果的だと言われています。
カロリー制限と摂取したい栄養素

さいごに紹介するのが「カロリー制限」とミトコンドリアを活性化させるために必要な「栄養素」です。
カロリー制限については、先ほど紹介したように「普段の食事の25%程度をカット」するとミトコンドリアの質の向上に期待ができます。
「栄養素」については、ミトコンドリアが増えるために必要な「タウリン」の多い「たこ」「イカ」「カキ」などがオススメですし、ビタミンB類や鉄分も有効です。
普段よりもご飯や麺類などの炭水化物を減らすとともに、足りない栄養素についてはサプリメントを用いて効率的に摂取していくことが、短期的にも長期的にも卵子の質の向上には効果的です。
卵子の質を上げるためのサプリメント選び
また、卵子の老化を防ぐとともに「若返らせる」サプリメントもありますし、ミトコンドリアの増殖や活性化を主な働きにした、東京医科大学の教授が開発したサプリメントもあります。
どのサプリも実績が出ているとともに、どのサプリも真剣に商品開発をしていますが、ここでは各サプリメントの違いと特徴を紹介していきます。
【オススメ】経済的な負担も軽い「ミトコプラス」

ミトコプラスは私たち夫婦も使用し、結果の出たミトコンドリアサプリです。発売元は「ゲンナイ製薬」ですが、ゲンナイ製薬はGMP工場よりもさらに厳しい「NSFGMP工場」でサプリを生産していることでも有名です。
一番のメリットは価格が通常のミトコンドリアサプリの半額7980円で使用することができることです。家計に優しく、本当に助かりました。
その分「葉酸」や「鉄分」などの配合はありません。
しかし、独自の抗酸化成分「ミネラルCB-1」や、グリコ社製の「カプサンチン」、愛媛産ミカン由来の「ヘスペリジン」など、卵子の活性化や抗酸化に有効な成分が詰まっているのが特徴です。
特徴 | ・医師監修 ・特許取得ポリフェノール、特許取得リコピン、特許取得コエンザイムQ10(ミネラルCB-1)配合 ・2012年発売開始、5年間で50万本の販売実績 |
はたらき | ・ミトコンドリアの抗酸化 ・ミトコンドリアの活性化 |
価格 | 単品購入:8980円 定期購入:7980円【オススメ】 ALAセット:10980円 |
症例報告が400件以上!「ミトコア300㎎」

ミトコア300㎎は「シンゲンメディカル」が発売するミトコンドリアサプリで、独自の成分「イースタティックミネラル」が含まれています。
このイースタティックミネラルは、卵子の酸化ストレスを減らし、抗酸化作用があるほか、「卵子の若返り効果」である、酸化還元反応のある成分です。

そのため、卵子の老化が気になる方や、卵子の老化が加速しやすい30代以降の女性の使用者が多く、現在は400人以上がミトコア300㎎で妊娠出来たという報告があります。
特徴 | ・症例報告400件以上、臨床試験データ公開 ・北海道大学フード&メディカルイノベーション国際拠点とシンゲンメディカルの産学共同研究により開発 ・累計販売本数10万本突破 |
はたらき | ・ミトコンドリアの抗酸化・酸化還元 ・ミトコンドリアの活性化 ・ミトコンドリアの増殖 |
価格 | 単品購入:18,000円 定期購入:初回9000円、2回目以降15300円【オススメ】 3本セット:48600円 |
東京医科大学の教授が開発「ミトコリン」

ミトコリンは東京医科大学の教授が開発したミトコンドリアサプリメントです。
シノビリオン遺伝子を発見した教授が、その遺伝子を抑制することによってミトコンドリアが活性化することに着目し開発されました。
そのため、体全体のアンチエイジング効果もあり、中性脂肪値やγ-GTP値などが改善するという臨床試験データも公開されています。
特徴 | ・全国45の病院で導入 ・東京医科大学教授が開発 ・8日間全額返金保証 |
はたらき | ・ミトコンドリアの活性化 ・ミトコンドリアの増殖 |
価格 | 単品購入:- 定期購入:15000円 |
NHKや新聞でも報道された「ウムリン」

ウムリンは独自の梅由来成分を特徴にした、ワノミライカ株式会社と医師の共同開発ミトコンドリアサプリです。不妊治療クリニックでも採用されています。
NHKやテレビ和歌山、時事通信など、様々な信頼あるメディアで「不妊治療に効果がある」と放映され、話題になりました。
そのエビデンスが信頼あることから、現在は世界で妊産婦の女性を助けるために、国の支援事業としても活動しています。
ミトコンドリアサプリとしては唯一の「継続縛りのない」サプリメントであり、続けやすい価格設定になっているのも口コミで話題になる理由となっています。
特徴 | ・医師との共同開発 ・農林水産省「フードアワードニッポンアクション」入賞、経済産業省「農商工連携88選」受賞、県知事賞など受賞歴あり ・NHK、新聞などのメディアで「難治性不妊治療に効果」「不妊治療に効果があることを臨床研究で確認」など報道 |
はたらき | ・ミトコンドリアの抗酸化 ・ミトコンドリアの活性化 ・ミトコンドリアの増殖 |
価格 | 単品購入:- 定期購入:初回2980円、2回目以降7800円【オススメ】 ※いつでも休止・解約可能、30日間全額返金保証 |
さいごに
今回は卵子の老化の原因や、老化を防ぐ方法、若返らせるためのサプリメントについて紹介してきました。
これらの方法は、私自身もやってきた方法でもあります。
そして、2回の体外受精をしてきましたが、明らかに色々やってみた2回目の方が、卵子の質が上がっていたことには驚きです。
もちろん年齢には勝てません。10年前の卵子の状態に戻すことは不可能でしょう。しかし、1年前の卵子よりは若返らせることも可能であることを、私は体で実感しました。
ぜひチャレンジして、より成功率の高い妊活を意図的に作り出していきましょう。
私たち夫婦は、現在2回の採卵と採精をしました。体外受精をしたことがある方なら分かりますが、受精卵には「グレード」という評価がつけられます。そして、2回目においては「卵子の質」「精子の質」ともに向上したことで、結果的に「受精卵の質」が上がりました。
※1回目の採卵・採精では、ミトコプラスを使用しておらず、5つできた受精卵のうち1つしかAグレードがありませんでした。しかし、2回目の採卵と採精では、4個できた受精卵のうち、4個ともがAグレードになりました。
その秘密はゲンナイ製薬のミトコンドリアサプリ「ミトコプラス」の使用です。
価格もミトコンドリアサプリの中では安く、「単品購入」からお試しをすることができます。実際の使用レビューと成果はこちらです⇒ミトコプラスの使用体験記・口コミ
(精子の質を上げたのは、「マイシード」というサプリメントです。こちらは、実際の病院での検査結果も紹介しています⇒マイシードの口コミ・使用体験記)