20代は30代以上とは違い卵子の老化も進んでおらず、妊活が上手くいくことの多い年齢です。下記は1年間避妊をしなかった場合の年齢別の妊娠率です。
年齢 | 妊娠率 |
20歳~24歳 | 86% |
25歳~29歳 | 78% |
30歳~34歳 | 63% |
35歳~39歳 | 52% |
40歳~44歳 | 36% |
45歳~49歳 | 5% |
50歳以上 | 0% |
このデータが一概に正しいとは言えませんが、それでも、20代は妊娠しやすく、ちょっとした妊活で赤ちゃんに恵まれることも多くなっています。
しかし「20代だから大丈夫」と妊活をしていても、恵まれなかった場合は注意が必要です。
なぜならその先には私たち夫婦が体験したような過酷な不妊治療が待っているかもしれないからです。
私たち夫婦は「20代の時にもっとしっかり妊活しておけば」と悔やんでいます。
もちろん前に進まなければいけないので、後悔は忘れるようにしていますが、それでも、「頑張っていたら、違う『今』があったかも」と思っています。
そこでこのページでは、20代の妊活をせずに後悔し、不妊治療クリニックで不妊治療を受けた夫婦が、「20代にやっておけばよかった妊活」を紹介していこうと思います。
Contents
20代の妊活でやっておけばと後悔したこと

ここからは、20代の当時を振り返りながら、私たち夫婦が「あの頃やっておけば」と後悔したことを紹介していきます。
- もっと早くから妊活すれば良かった
- 1年間赤ちゃんができなかったタイミングで不妊治療クリニックを受診すれば良かった
- 卵子ケア・精子ケアをちゃんとしておけば良かった
もっと早くから妊活すれば良かった

私たち夫婦はお互いが18歳の時から付き合っていまして、23歳になって結婚をしました。でも当時は妊活をする気がなく、妊活を始めたのは27歳でした。
当時は「すぐに赤ちゃん出来るよ」と楽観的でしたし、まさか不妊治療をするなんて思ってもみませんでした。
さて、もしかしたら私たち夫婦が若い頃のように「今はまだ妊活をする予定がない」という人もいるかもしれません。で
すが、それでも将来赤ちゃんが欲しいなら、今すぐに妊活をすべきだと思います。
最初に紹介したように、年齢に伴って妊娠率は低下します。今妊活ができるのであれば、妊活をしていくようにしましょう。
1年間赤ちゃんができなかったタイミングで不妊治療クリニックを受診すれば良かった

私たちは27歳で妊活をはじめましたが、それから2年間ほど、ずっと不妊治療クリニックにはいきませんでした。
なぜなら「ヒトの妊娠率」は1か月で20%程度ですし「たまたま運が悪かったのだろう」と思っていたからです。
当時はまさか「不妊治療が必要」なんて思っていませんでしたし、「あと1年妊活すれば大丈夫」と思っていました。
でも、もし半年~1年間妊活してもできないのであれば、不妊治療クリニックを受診し検査してもらうことをオススメします。
原因は早く見つかった方がいいですし、原因があればそれに対処しないとなかなかできないからです。
もちろん妊活をはじめたばかりでも、原因があるかないかを調べるためにはやめに受診するのも大正解だと思っています。
卵子ケア・精子ケアをちゃんとしておけば良かった

卵子は生まれた時から数が増えません。
つまり25歳なら25歳の卵子ですし、28歳なら28歳の卵子になります。
また精子は常に新しいものが生産されていきますが、ストレスなどの環境によって簡単に質が悪くなります。
私たちが20代の時、「卵子や精子の質が悪くなる」とは思っていませんでした。だからこそ、質の悪化に対する対策はできていませんでした。
ですので、「まだ20代」という方も、卵子や精子の「エイジングケア」はして欲しいと思います。
そうすると将来的に不妊治療になったとしても、質の良い卵子・精子によって妊活が成功することが多くあります。
20代の妊活期間の目安
「20代の時にこうしておけば」という妊活に関わる後悔を紹介してきましたが、20代の妊活の期間はどれくらいが目安で、どれくらい過ぎたら不妊治療に移行すると良いのでしょうか?
これについては株式会社エムティーアイの「妊活のストレスとパートナーとの関係についての調査結果」で、妊娠開始から妊娠までにかかった月数の調査が出ています。
期間 | 割合 |
~3か月 | 28.8% |
4か月~6か月 | 25.8% |
7か月~9か月 | 10.1% |
10か月~12か月 | 14.5% |
1年~1年半 | 7.2% |
1年半~2年 | 7.1% |
これはルナルナが調査した1240名の統計であり、正確な統計ではありませんが、それでも1年以内に妊娠したという人が79.2%にのぼっています。
さらに、半年以内に妊娠した人も54.6%で、その半数以上が半年以内に妊娠しています。
このことから、20代で妊活をして、半年間赤ちゃんができなかったら、一度不妊治療クリニックへ行ってみるのが1つの目安です。
20代の妊活で大事なことは?

最後に「20代だからこそ大事にしたい妊活のポイント」を紹介していきます。これらは妊活するすべての人にとって「必須」のレベルですので、ぜひ頑張ってみて下さい。
- 基礎体温やタイミングなど子作りの基礎の実践
- 葉酸サプリメントの摂取
- 20代後半なら卵子ケアをはじめよう
- 夫の精子ケアも大事
基礎体温やタイミングなど子作りの基礎の実践

まず大事なことが「基礎体温表」をつけたり、「タイミング」を見計らって性交渉するなど、妊活の「基本」をしっかり行う事です。
この子作りのコツについては、下記記事でまとめていますので、そちらを参照ください。
葉酸サプリメントの摂取
20代は30代や40代より妊娠しやすく、「いつ赤ちゃんができてもおかしくない」状況です。そこで最低限、「葉酸」ははやめから摂取しておきましょう。
厚生労働省は妊娠前からの葉酸の摂取を呼びかけています。
これは葉酸を摂取することで、先天性奇形のリスクが7割減少することが分かっているからです。
今現在も厚生労働省は「モノグルタミン酸型葉酸(合成葉酸)」の摂取を呼びかけていますが、世界的には「ポリグルタミン型葉酸(天然葉酸)」の流れに移行しており、欧米では天然葉酸600μgDFEの新基準がすでに採用されています。
この世界的な流れである「ポリグルタミン型葉酸」を含むものとしては、医師推奨のレピールオーガニックスがオススメです。
また、現在厚生労働省が推奨する「モノグルタミン酸型」は吸収率が高いため、過剰摂取に気をつければ十分に良い葉酸です。それらを含めた葉酸サプリは下記記事で紹介しています。
20代後半なら卵子ケアをはじめよう
もし20代前半ではなく、20代後半からの妊活であれば、「卵子ケア」を始めることも大事です。
例えば私たち夫婦が使ったのが「ミトコプラス」です。ミトコプラスを服用した2回目の採卵・採精では受精卵の質が上がりました。
このように数か月で卵子の質が昔よりもよくなることがあります。ミトコプラスの体験談については下記記事で紹介しています。
また、「ウムリン」という、医師と紀州ほそ川が共同開発した、科学的根拠のある妊活サプリもあります。
NHKや新聞、不妊治療専門誌でも紹介され、ウムリンの方が信頼性は高いですので、私たち夫婦は現在ミトコプラスからウムリンに切り替えて二人目にチャレンジしている所です。
夫の精子ケアも大事
精子は常に生産されていますが、ストレスや食生活、睡眠などによって量も運動率も奇形率も変わってきます。
だからこそまずは「精子検査」をして、精子に異常がないかだけは調べておきましょう。
※検査料金2,680円
また、私の夫は精子の状態が悪かったのですが、「マイシード」という不妊治療クリニックでも使われることのある男性用妊活サプリを使って精子の状態が良くなりました。
マイシードについては、病院で受けた検査結果も紹介しながら、下記記事でレビューをしています。
20代の妊活をしても、なかなかできない時
ここまで20代がすべき妊活を紹介してきましたが、それでも「なかなかできない」ということもあるでしょう。
そんな時に気になるのが「周りがどれくらいの期間で妊娠したのか」ということですが、人と比べる意味がないのが妊活です。
だからこそ、先ほど紹介したように「半年~1年間」してできない時は、不妊治療クリニックで検査してもらい、タイミング療法から始めたり、原因が分かればまずは原因の治療を始めていきましょう。
また、冷え性がある場合はそれを改善させることも大切です。
普段のお茶を「ショウキT1エキスのたんぽぽ茶」に変えてみるという工夫も良いかもしれません。
とにもかくにも、年齢と共に卵子の質も、妊娠率も低下していきますから、妊活で悩んだら「治療を受けるタイミング」と思って、はやめに対処していってください。
さいごに
最初に紹介したように、私たち夫婦は20代にしっかり妊活せず後悔しています。
だからこそこの記事も少し熱くなりすぎた面もあるでしょうし、もしかしたら「危機感持ちすぎ」と思われたかもしれません。
それでも30代になれば20代には戻れないんです。そして、「妊娠しにくくなる」という事実を突きつけられてしまうのです。
だからこそ、20代の妊活を大事にしてください。
チャンスは多いですから、そのチャンスをものにできるよう、将来の30代の自分に感謝されるよう行動をしていくこと、それが大切ではないでしょうか。
私たち夫婦は、現在2回の採卵と採精をしました。体外受精をしたことがある方なら分かりますが、受精卵には「グレード」という評価がつけられます。そして、2回目においては「卵子の質」「精子の質」ともに向上したことで、結果的に「受精卵の質」が上がりました。
※1回目の採卵・採精では、ミトコプラスを使用しておらず、5つできた受精卵のうち1つしかAグレードがありませんでした。しかし、2回目の採卵と採精では、4個できた受精卵のうち、4個ともがAグレードになりました。
その秘密はゲンナイ製薬のミトコンドリアサプリ「ミトコプラス」の使用です。
価格もミトコンドリアサプリの中では安く、「単品購入」からお試しをすることができます。実際の使用レビューと成果はこちらです⇒ミトコプラスの使用体験記・口コミ
(精子の質を上げたのは、「マイシード」というサプリメントです。こちらは、実際の病院での検査結果も紹介しています⇒マイシードの口コミ・使用体験記)